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2024.9.14~16 槍ヶ岳 北鎌尾根

参加者

M.I/C.S/H.N


9/14(晴れ)

【上高地→北鎌沢出合】

北鎌沢出合まで。天気よく暑い。天井沢の下りは、水俣乗越直下20mほどが蟻地獄状で悪い。踏み跡あり道は明瞭。

ゴーロになるまで落石多く油断できない。出合いは左右にテン場多数あり。焚き火をして寝た。


9/15(雨)

【北鎌沢出合→北鎌平】

午後から雨予報だったが、夜中からずっと降っていた。2時に出合を立ち沢を登る。入り口を間違えたが、修正した。ゴーロの涸れ沢だった。

基本的に分岐は右を選択、北鎌コル直下では左を行く。草つきになってくるとコルが近い。クライマーホイホイに気をつけ、コルを目指す。

北鎌コルは良くて3張り。独標まで踏み後明瞭。独標は千丈沢側を巻き、2つ目の固定ロープを越えて少し行ってから稜線に復帰した。

チムニー状箇所で後続を確保して突破した。独標から先は多数の岩峰を越える。基本は尾根、巻く場合は千丈沢側を小さく巻くと良い道がある。

P13を越えフェース状の岩壁を懸垂、30mロープで丁度だった。終始雨が強く、風も出てきて震えが止まらない。北鎌平でビバークを決意する。

風雨の中テントを張り、潜り込む。雨風を凌いで暖をとれることの幸せに感謝した。日付が変わる頃まで風雨が続いた。


9/16(晴れときどき雨)

夜明け前に外に出ると満点の星空、それと天を衝く先鋭が眼前に在る。ルーファイに自信がないので夜明けを待つ。日の出を眺め、爽やかな秋晴れの穂先を目指した。北鎌平の目前の岩峰は、千丈沢側から回りコルに出て天井沢側の斜面を登る。足元が脆い。

登り切ると、平らなスペースに出る。前回はここに泊まったそうだ。岩の積み重なった稜線を歩く。尾根通しで迷うことはない。

基部が近づくと、カニのハサミが左手に見える。ハサミを目指して歩くと大槍の取付きに行ける。振り返ると北鎌の絶景がものすごい。

大槍は左側から登った。見た目ほど高度感はなく、階段状の岩場で易しい。凹角を抜けると1つ目の難所、チムニー。角度はあるが手も豊富。

登り切ると良いビレイ点が有る。ロープは出さなかった。続いてすぐに2つ目のチムニー。こちらも手が豊富、1つ目より怖さが少ない。

チムニーを越えるとビクトリーロード。いきなり祠の横に飛び出した。山頂にいた人に労いの言葉をいただく。

槍ヶ岳山荘に降り、休憩するも休み過ぎた。下山に取り掛かるが上高地の最終便に間に合わないことを悟る。

横尾に降り、ひとまず下山の連絡と帰り便の模索、ともしびの方が釜トンまで来てくれることになった。上高地到着が8時過ぎ。

ここから釜トンまでの道のりを、ホテル五千尺の方に送っていただいた。ともしびさんと、ホテルの方のご厚意に大変感謝です。





M.I記



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