2025.6.14~6.15 岩登り講習会(初心者向け) at 山岳総合センター
- Hiroyasu Nagasaki
- 6月24日
- 読了時間: 4分
講師)K嶋
受講者)F田、U木、I原
(概要)
6/14(於 研修室)
<内容: 懸垂下降の手順の確認>
〇装備:
-ハーネスのビレイループにセルフビレイコードを付ける。ハーネスのギアラックに環付カラビナとフリクションコード。
〇ロープの設置:
-セルフビレイコードで安全確保をする。
-支点にロープを通し、両端をエイト結びの団子結びで結束、輪にする。
-ロープ中央に印があるので、二手でロープを束ねながら支点にロープ中央を運ぶ。
-2つ束ねたロープを支点に近い方→末端に近い方の順でロープダウンと叫び投下する。
-投げたロープの端と端を
〇懸垂下降の準備:
-ビレイ器の向きを間違えないよう持ち、ビレイ下から2ロープを通し、ワイヤーが中央にあることを確認して、2ロープとループを環付カラビナで留める。
-ロープを上に引っ張り、荷重を掛けてロープが滑ることの機能確認をする。
-ビレイ下に少し間をあけてハーネスからフリクションコードを取り、ロープにクレムハイスト結びをして環付カラビナを通してビレイループにつなぐ、ロープを上に引っ張り荷重を掛けて停止することの機能確認をする(バックアップの設置)。
〇懸垂下降のテスト:
-支点を目視で確認し、制御手でしっかりブレーキをかけ、セルフビレイを外しハーネスに付ける。荷重を掛けてロープが滑ることや、もう一方の手でバックアップが動かせることを確認する。
〇その他:
-ロープの結び方(ダブルフッシャーマンズノット)やロープの束ね方を教わった。
6/15(於 人口岩場)
<内容: 懸垂下降の実践>
〇装備:
-ハーネス、ビレイ、セルフビレイコード、環付カラビナ、フリクションコード、ヘルメット、手袋(軍手)
〇懸垂下降の実践:
-K嶋さんがロープを持ち、第一テラスまで人口岩場を上る。支点を設置してロープを通す。
片方のロープ先端に環付カラビナを結び下へ投げる。
-それを拾いビレイループに装着して安全を確保し、壁のホールドを掴み第一テラスまで上る。テラス手前はテラス上に掴むものがなく滑る落ちそう ... 腕に強い力を掛けて何とか這い上がる。
-自分のセルフビレイコードの環付カラビナで安全確保をする。安全確保用のカラビナ付きロープを外し、次の人に送る。
-順番に壁を上り、第一テラスへ三人とも上がったら、各自安全確保をしてローブのカラビナを外す。ロープの端をエイト結びで結束、輪にする。
-ロープを束ね、下に向かってロープダウンと叫び投下、結び目が下にくるようロープを引き調節する。
-手袋をして一人ずつビレイ器やバックアップを設置して機能確認、後ろ向きに下降準備、恐い、一歩目が踏み出せず一番近いホールドに下りて下降。
-二度目は第一テラスまで同様に上り、二人目以降はバックアップなしで下降。
-三度目は第二テラスまでほぼ傾斜なしの壁を安全確保して上り、また最後テラスに上がる所が掴み手がなく ... 落ちる恐い。腕の強い力を使い必死に這い上がった。ここからも二人目以降バックアップなしで下降。高さとほぼ傾斜がない為、ガクンと落ちるような感覚があっただろうが、よく覚えていない。恐かっただろう。続く第一テラスからの下降は少し気持ちに余裕があったかと ..
-今日の実習は力尽きてこれで終了としてもらったのが12時。後は地上で懸垂下降の手順を確認したり、中級者の実習を見学したり。
(感想)
私は初めて懸垂下降を体験した。道具の名称も装着方法も動作も知らず、皆さんに道具を借りて参加した。講師のK嶋さんは親切、丁寧、根気よく、褒めて安心させる、私達のレベルに合った指導をしてくれた。室内講習はK嶋さんの言葉や動作を頭に入れようとしたがイメージがわかず、手順を覚えられるか不安だった。人口岩場は上るも下りるも必死、手を離せば一貫の終わり、高所は苦手で恐い、そして何より自分の懸垂下降の道具の設置に自信がなく、下降する時の恐怖と緊張は強かった。着地は不快で竿で釣られた魚のように上にロープで引っ張られ、ビレイ器とバックアップを外すのに時間が掛かった。中級者の懸垂下降を見ると右下を見ながら歩くように下降して、膝を曲げて着地、立って緩んだロープで作業をしていた。とてもスムーズ。集中しながらもロープに体を預けたり、自由に楽しそうに壁面を移動していた。カッコいい。





a.i記
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